Googleマップ
Googleマップは、
何から手をつければいいですか?
結論
まず、口コミです。写真でも投稿でもありません。
見つけてもらう段階より、見つけたあとに「ここで大丈夫か」を判断される段階のほうが、来店や問い合わせを左右するからです。
ただし前提として、営業時間・電話番号・住所・カテゴリが正確であることが必要です。ここがずれていると、何をしても届きません。
なぜ、最初に口コミなのか
「地域名+業種」で検索すると、まず地図と一覧が出ます。そこに並んでいるのは、店名・評価・口コミ件数・写真・距離です。
お客様は一覧で比較して、詳細で決めます。そして一覧の段階で目に入る情報のうち、数字として比べられるのは評価と口コミ件数だけです。最初の数十秒で、ここが効きます。
写真やGoogleの投稿機能も意味はあります。ただ、口コミが0件の状態では土台がありません。きれいな写真が並んでいても、誰の評価もない店を選ぶ理由にはなりにくい。
もうひとつ、決定的な理由があります。口コミは、自社だけでは用意できない唯一の要素です。写真も投稿も説明文も、やろうと思えば今日終わります。口コミだけは、お客様が書くまで増えません。
時間がかかるものから始める。それだけの話です。
やった方がいい場合/
今はやらなくていい場合
やった方がいい場合
- 来店・来院・来場がある(店舗、教室、クリニック、サロン、飲食)
- 「地域名+業種」で探される仕事である
- 訪問できるエリアが決まっている(工務店、リフォーム、士業)
- すでに満足しているお客様がいるのに、外から見えていない
今はやらなくていい場合
- 来店がなく、全国からオンラインだけで取引が完結する
- BtoBで、取引先が地図から業者を探していない
- 営業時間や電話番号がまだ正確でない(先にそこを直す)
- サービス自体に不満が出ている段階
最後のものだけ、補足させてください。口コミは、今の状態を増幅します。良くするものではありません。
満足していないお客様が多い状態で口コミを集めると、その状態がそのまま外から見えるようになります。順番としては、先に中身を直すのが早道です。
やることは4つ
-
基本情報とカテゴリを正確にする
営業時間、定休日、電話番号、住所。そしてカテゴリの設定です。ここが「何屋か」の申告にあたるので、ずれていると一覧にそもそも出てきません。意外と、ここが間違ったまま何年も経っている会社があります。
-
口コミをお願いするタイミングを、業務の中から決める
思いついたときに頼むやり方は続きません。満足が最大になるのは業務のどの瞬間か。それを先に決めておきます。学習塾をご支援したときは、成績が上がったとき、感謝の言葉をいただいたとき、定期面談や進路相談が終わったとき、長く通っている保護者との信頼関係ができたとき、の4つに整理しました。御社の場合はどこか、を書き出すところからです。
-
投稿までの手間を減らす
口頭で「Googleに書いてください」と伝えるだけでは、ほとんど投稿されません。検索して、アプリを開いて、という手間の分だけ、書いてくれる人が減ります。QRコードと案内文を用意して、その場で投稿できる状態にしておきます。
-
すべての口コミに返信する
返信は、書いてくれた本人に向けたものであると同時に、次に読む人に向けた文章です。そう思って書くと、内容が変わります。低い評価がついたときこそ、その返信が読まれます。
やってはいけないこと
口コミを依頼すること自体は、問題ありません。ただし、やり方には明確な線があります。
Googleのポリシーで禁止されていること
- 割引や粗品などの見返りと引き換えに口コミを依頼する
- 良い評価が見込める人だけを選んで依頼する(不満のある人には案内しない、という選別)
- 従業員や知人に書いてもらう
- 口コミの購入や、削除代行をうたう業者に依頼する
罰則は口コミの削除にとどまりません。掲載情報そのものが停止されることもあります。 地図からの集客に依存している事業ほど、リスクが大きくなります。
出典:Google のマップ ユーザー投稿コンテンツ ポリシー / Google ビジネス プロフィール ヘルプ (内容は変更されることがあります。実行前に最新の記述をご確認ください)
やっていいのは、全員に、同じように、見返りなしで案内することです。制約に見えますが、そのほうが結果として内容の濃い口コミが集まります。
よくある誤解
「満足していれば、口コミは自然に増える」
増えません。満足と、書くという行動は別です。むしろ、いい体験ほど当たり前のこととして受け取られます。そのぶん、わざわざ書く動機が生まれません。案内しない限り、ほとんど増えないと考えたほうが現実に近いです。
「評価は5.0が理想」
件数のない5.0は、判断材料になりません。3件で5.0よりも、40件で4.6のほうが選ばれます。見られているのは、数字の高さより、判断できるだけの量があるかどうかです。
「写真をたくさん載せれば上位に出る」
写真は判断材料であって、順位を決める主要因ではありません。載せる価値はありますが、口コミが0件のまま写真だけ増やしても、比較の段階では効きにくいです。
「一度整えれば終わり」
口コミは新しいものから読まれます。半年前で止まっていると、今どうなのかが分かりません。件数を追いかける必要はありませんが、止めないことには意味があります。
実際にご支援した事例
首都圏の学習塾をご支援したときは、この順番でやりました。
支援開始時、Googleの口コミは0件。新規の入会は、既存の生徒さん経由の口コミに頼っている状態でした。学習塾は、外から見ただけでは指導の質や教室の雰囲気が分からない業種です。
やったことは、口コミが自然に集まる声かけの設計と、集まった口コミや実績を教室の中でも見える形にすることでした。新しく作ったものは、ほとんどありません。
結果として、口コミは0件から78件、評価は5.0に。遠方からの申し込みも入るようになり、教室の運営日数は週2日から週4日に増えました。
※2026年7月時点の実績です。
よくあるご質問
口コミはどうすれば増えますか?
満足度が高まったタイミングで案内し、投稿までの手間を減らすことです。満足していても、人はわざわざ書きません。思いついたときに頼むのではなく、業務のどの瞬間に満足が最大になるかをあらかじめ決めておきます。あわせてQRコードや案内文を用意し、その場で投稿できるようにします。口頭で「Googleに書いてください」と伝えるだけでは、ほとんど投稿されません。
口コミを依頼するのはルール違反ではないですか?
依頼すること自体は問題ありません。ただし、割引や粗品などの見返りと引き換えに依頼すること、良い評価が見込める人だけを選んで依頼すること、従業員や知人に書いてもらうことは、Googleのポリシーで禁止されています。これらは口コミの削除だけでなく、掲載情報そのものの停止につながる可能性があります。
評価は5.0を目指すべきですか?
評価の数字そのものより、件数と中身が重要です。3件で5.0よりも、40件で4.6のほうが選ばれます。件数が少ないうちは、どれだけ評価が高くても判断材料になりません。また、低い評価がついたときこそ、その返信を次の読み手が見ています。すべての口コミに返信し、返信は投稿者ではなく次に読む人に向けて書くのが有効です。
まとめ
Googleマップでやることは、突き詰めると2つです。
情報を正確にすること。そして、すでにある満足を、書ける形にすること。
新しく何かを作る話ではありません。
このページの内容は、これまでの支援経験にもとづく判断の目安です。業種や状況によって結論は変わります。 Googleのポリシーや仕様は変更されることがあるため、実行前に最新の内容をご確認ください。 広告運用のご依頼もお受けしていますが、それでも「今はやらなくていい」場合はそのまま書いています。